ボルテージは、本年9月17日、創業20周年を迎えます。私たちを支え、応援してくださったすべての皆様に、深く感謝申し上げます。

この20年を振り返ると、一直線の変化ではなく、ほぼ3年おきに、階段を上るように成長してきた想いがします。

小説ゲームで創業した１段目。その後、画像や音楽を模索する時期がありました。自社の得意分野を探す時間でした。

軸を物語に定めたあと、3段目で恋愛ゲームを始めました。これが大ヒットとなり、数多くのストーリーを作りました。ユーザーが増え、会社は大きくなり、東証一部上場を果たしました。数の拡大です。

5段目。そこから少し方向を変え、英語圏や男性向けへの挑戦を始め、米国に支社も作りました。守備範囲、つまり、面の拡大でした。

20年目の今、7段目に入りつつあります。僕が感じるのは創作の立脚点の変化です。これまでやってきたのは、社内スタッフが、良い物語を創るスキルを磨き、アプリゲームに仕立てる表現ノウハウの蓄積でした。しかし昨今は、SNSを通じてお客さんとやりとりしたり、オフィスを出て街でのイベントや舞台で直接触れ合うことも多くなっています。

そこで見る、お客さんの夢中の眼差しや喜びの笑顔から創作のヒントを得ることが多いのです。一方的な創作から、共に創り、楽しんでいる実感があります。

さあ、次の3、6、９年。お客さん、関係者の皆さんと、これまでにない『新しい遊び』を探し、共に創っていくことを楽しみにしています！
今後ともボルテージへのご声援、よろしくお願いいたします。

創業20周年を迎えるにあたり、ボルテージのコンテンツを支えてくださっているユーザーの皆さま、関係者の方々に、改めて深く感謝を申し上げます。

この20年間、我々が走り続けてきた原動力は「楽しんでもらえるコンテンツを作り、世に送り出したい」「より良い会社を作っていきたい」の２点だったように思います。コンテンツを楽しむことは、自分達自身もそうであるように、忙しく生きる現代の人々がホッとできる癒しや人生の活力となると信じてまいりました。しかも今では日本だけでなく世界中の方々が我々のコンテンツを楽しんでくださっています。

私たちボルテージは、これからも時代に合わせ形を変えながら、皆さまに愛されるコンテンツづくりを目指してまいります。そして、社員全員がやりがいと誇りを持って働くことができる、より魅力的な会社へと成長できるよう、努力を続けてまいります。