個別掲載

【会社改革の仕事術 R4 vol.19】春の気配、挑戦の季節がやってきた

10周年を迎えるアプリ、ハーフアニバーサリー、外部とのコラボ、新作や続編の発表。春の訪れとともに、コンテンツへの期待が一気に高まっている。
面白いものを続々、世に送り出していきましょう!

問題解決は、すぐにHowに飛びつかない

さて、最近は「問題解決」について学び直しつつ、文章にまとめている。印象的だったポイントが一つあるので、紹介したい。
問題解決は「How(どう解決するか)からではなく、What(何が問題か)から始めよう」という話だ。

問題が起きるとよくやるのが、すぐにHowに飛びついてしまうこと。僕自身もそうだが、たとえば売上が落ちたとき、「広告費を増やそう」といった即効策を取りたくなる。しかし、もし本当の原因がアプリ導入部の導線等であれば、その施策は効果が出ない。
焦るあまりに「何かやった感」だけを優先し、的外れな対策に時間とお金を費やすことになりかねない。

問題を正しく解決するためには、3W1Hが基本である。
What:何が問題か? → Where:どこで起きているか? → Why:なぜ起きたか? → そして最後に、How:どう解決するか? と進める。
アプリ業界では、「とにかく試して正解を探す」という文化が根付いているので、解決策を優先しがちだ。スピード感は重要だが、その前に立ち止まって本質を見極める力も求められる。
僕はこの「How先行」を、自らへの戒めの言葉として使っている。

進路の決断と、自分で選ぶということ

プライベートでは、浪人していた長男が大学に合格し、ようやく進学が決まった。現役時は、共通テストの結果が良くて安心していたが、結果は不合格。ショックも冷めやらぬうち、浪人か第2志望へ進学か、2週間で決めなければならなかった。
親としては、「自分の狭い考えだけで決めず、浪人や進路変更を経験した先輩たちに話を聞きに行け」とアドバイスした。長男は、バスケ部の先輩や塾でお世話になった大学生たちから話を聞き、多様な意見に触れたという。その中に、第2志望に進んだが、春休み、インドで国際協力に挑戦中の先輩がいて、現地から国際電話で語ってくれたそうだ。

若者は、苦しいときほど成長する。日本はすでに下り坂だとかオールドメディアは好き勝手いうが、結局は一人ひとりがどう生きるかにかかっている。Z世代もアルファ世代も、自分の道は自分で切り開いていってほしい。
そして、最終的に息子は、「人生で何が幸せかだよね」とつぶやき、浪人を決意した。人生最初の大きな決断だ。誰かに言われてではなく、自分で選んだことが何より大切だ。結果がどうであれ、納得できる選択だから。

ちなみに、今年、その長男の受験初日のこと。次男の高校から電話があり、「右の鎖骨を折ったので迎えに来て欲しい」 体育の柔道で、受け身を取り損ねたらしい。幸い大事には至らなかったが、日々の生活はしばらく大変そうだ。
家庭でも会社でも、思わぬハプニングはつきものだ。だが、粘り強く、一つ一つ問題を乗り越えていくしかない。
春の訪れ、新たな一歩を踏み出していきましょう!