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【会社改革の仕事術 R4 vol.16】必要な人には直接会いに行き、五感で感じる

経常利益で通期黒字を達成!

ボルテージ25周年です。皆さんに感謝です!
先週の株主総会でも強調したのですが、アプリ市場が厳しいなかボルは善戦しています。前期、通期で営利は少しの赤が残ったものの経常利益は黒字!2Q~4Qに限ると営利も黒字基調でした。皆さんに投資回収のコントロール力が身についてきたと感じています。この調子で!

さて、各部署の商品づくりや販売で3事業(アプリ・電コミ・コンシューマー)のシナジーを狙った「新しい展開」が活発になってきました。

新しい人には直接会って人となりを得ることで、一緒に仕事できそうか判断する

オフィスが狭くなる(適正サイズ化)と起きる問題は、圧迫感、プライバシー欠如、集中力の低下、コミュニケーション変化など。

総務部では、使われ方を見ながら、出社シフト、レイアウトなどを調整すると思うが、個人レベルでもできることはある。会議室の予約、キャンセル適正化、スカイルーム活用、パーテション配置、デスク周りなど。色々試して欲しい。

大きいオフィスだと勝手には動かせない感があるが、小さいと、自分のワンルームのようなものだから、好きに飾り付けたり、工夫しやすいのではないか。

ガーデンプレイスに来てから19年、階や内装の変更は5回以上。業容の拡大や多様化によりオフィスは2,3年で変わるもの。今は今のオフィスを働きやすくしていこう!

2点交互集中、という働き方のメリット

新しい展開を始めるときは、自前にはないノウハウを持つ人や会社を探し出し仕事することが多い。これまでと異なる絵や音を作る人、知らない業界でビジネスする人々。新しい人、新しい世界を知るのは仕事の大きな楽しみだ。HPやブログを見て気になる人がいたら、仕事を始める前に直接会いに行こう!

直接会うと、相手の持つ力量、こだわり部分はどこか、信頼できそうか、肌で感じ取れる。初デートと同じだ。例えば、クリエイティブ系なのにスーツを着てくる人はセンスが読み取れない。逆に、自信がないのかと勘ぐってしまう。

夏に出版社を複数訪ねる機会があった。場所は出版社らしく神田や池袋。自社ビルを持つ会社は過去にすごく売れたヒットシリーズがあった証拠で、大抵コンパクトなエントランスに往年のヒット作がずらりと並んでいる。また、どの会社も並んだ新刊のジャンルは複数に渡っており、新たな売れ線を探しているのを感じる。会議室へ移動するとき垣間見える執務スペース。働く人たちの年齢・性別。会議室で出てきた担当者の雰囲気。じっくり丁寧タイプか、テキパキ効率的か。どちらが良い悪いではない。その会社の社風が現れていて、自分に合いそうか、なんとなく感じるものがある。

人間には、サバンナを生きる動物と同じで、場所や人間に直接触れることで相手の力量を察知する力を持っている。五感を総動員して、向こうからくるライオンが強いと思うなら一目散に逃げなければならない。これから一緒に働ける相手か、信頼できるか。邂逅する2匹のライオン。相手も見ている。ぜひ直接の面会の緊張感を楽しんでほしい。

ビジネス書の世界も売れ線限られ、そこに毎日200冊の過当競争。

ビジネス書で売れるテーマは、お金、不動産、健康、暴露、アウトローだそうだ。そこに毎日200冊が出される過当競争。やはり、際どいタイトルと表紙絵柄で目を惹けるかが勝負を決めるそうだ。恋愛アプリや電子コミックと全く一緒。3000部で小ヒットの世界なので、ワンショット500万円のビジネス。持ち込まれる企画100本のうち採用は1本あるかという狭き門だ。

最近、Netflixで「極悪女王」、「地面師たち」と立て続けに観たがとても面白い。裏側やアウトローネタは人間の知りたい欲求をストレートに刺激する。地上波ではこういう企画は通らないだろうから、益々枯れていくかもしれない。ビジネス書もテレビも、制作者はギリギリの攻め攻めを狙わなきゃなと思う。