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【会社改革の500日 R4 vol.4】『やりたい事』と『ビジネス成立』の順序

会社は、何を成し遂げるために生まれてきたのか?

『会社は、業績を上げ、成長するために生まれたのではない』という文を読んでギョッとした。経営コンサル40年の人が書いた本の1節だ。続いて『本来の目的は、社会に対してこれまでにない「新しい価値」を作り出すこと。そのために創業されたはずだ』 本の帯には、一橋ビジネススクール楠木教授の推薦文で「あまりに本質的」とある。つまり、会社の目的は①「新しい価値」の提供で、それを世に広め、続けるために②収益や成長が必要、ということ。本来①→②であって②→①でないのだから、②のみに関心を持つ経営者は間違っている、と説く。ただし、『今や、独自の「価値観」を感じさせる、骨のある会社は稀少になった』と厳しい。

成長に関する章では、『会社には成長が必要というが、本当か?』と投げかける。『国全体の成長が30年止まっているのだから、成長しなくてもやっていけるようにどう改革するか、を考えるべき』『いつまでもどこまでも拡大し続けられるハズもない』『規模の成長しか言わないのは、それが単純で考えやすいから。「成熟」のイメージを描けていない』という。

ボルテージが追っているもの

ボルテージの当面の経営テーマは『アプリ単独→アプリ&新分野』だ。アプリを運営しつつ、次に帆を張るべき場所は?この数年、幾つものチームを組成して探り、電子コミックとコンシューマに至りついた。

振返り、分野選択のため改めて重要だなと思ったのは、「ビジネスが成立するか」ではなく、結局「この会社は何がやりたいか」を捉え直すことだった。

『恋愛と戦いのドラマを世界へ!』と掲げているが、それは、ネット時代の物語コンテンツとして面白いモノをつくり世に出したい、いうこと。作って自己満足ではだめで、できるだけ多くの人に楽しんでもらいたい。逆にいうと、多くの人々が(潜在的に)求めているモノを掴み、形にして出す、ということ。

先月の株主総会では、「ボルのコンテンツを楽しんでいる。この会社の作る商品に期待している」という言葉をいただいた。大変ありがたい。世の中を見つめ、皆さんと価値創出→ビジネス成立を続けたい。

水中パニック、メロンソーダ、築地と埋め立て地

夏休みは、ダイビング免許取りに家族でグアムへ。ちょっと遣り過ぎかなと思ったが、テレワークも2年となり強烈なアウトドア体験でないとリフレッシュできないと感じた。教習での「海中で水中マスク付直し」は超苦行で、むせて海水飲んで息できない、という水中パニック。生き延びて大いにリフレッシュできた。

涼しくなってからは、神保町のレンガ喫茶や築地場外市場など、レトロな東京をたのしんでいる。緑のメロンソーダと赤いナポリタンのセットは子供に受けも良く。去年とは違う埋め立て地の若洲埠頭で、アジ釣りも楽しんだ。