男が創る! 第5回:子供との遊び時間が原動力に変わる
子供との遊び時間が原動力に変わる
- Y.S
- V5事業部 V社長 株式会社ボルピクチャーズ 取締役 三児のパパ
- Y.Y
- 事業開発室 室長 三児のパパ
- D.S
- 財経部 財務会計チーム チームリーダー 二児のパパ
始業が遅めのボルテージでは朝のお世話はパパが担当
Y.Y:共働きで妻が早くに出社してしまうので、朝の子供のお世話担当は主に私です。朝ごはんを食べさせ、着替えさせ、髪の毛を結い、歯磨き、食器洗いをして保育園に連れていくのが日課です。
一方で、コロナの影響で全社的にテレワークが始まってからは、夜も子供対応できる時間が増えたので、夜ご飯をつくるなど妻のサポートを行う様にしています。
Y.S:妻が現在育休中ですが、育休前は7時代には出社してしまうので、うちも朝は自分が担当でした。夜は遅いので任せきりだったけれど、テレワークになってからは寝かしつけなどもしています。そのあと少し仕事したいなと思っていたのに子供と一緒に寝てしまうと、朝起きて「あ~、寝ちゃった・・・」となります。
Y.Y:わかる。朝起きてやばい!ってなっちゃう(笑)
D.S:うちも共働きなので同じですね。朝は自分が担当。今は今年3月に生まれたばかりの次男がいるので、妻は育休中です。僕も最初の2か月ほど育児休業を取りました。
Y.S:うちも今年6月に生まれた三人目の時には、妻から「育休を取ってほしい」と言われました。ただ、業務も忙しくて育休を取るのは難しかった中、ちょうど全社で一斉テレワークとなったので育休という形ではないものの、子育てをサポートできる状況にはなりました。実際に育児休業を取ってみて、どうでしたか?
D.S:第一子の時には育児休業を取ろうと考えたこともなかったのですが、一人目で育児は大変だということを実感しました。これで二人になったらどうなるのだろうと想像したら、最初の1,2カ月だけでも手伝ってもらえたらうれしいよな、と思って1か月半ほど取ることに決めました。
取得のために、半年以上前から部署の皆さんに伝えて、皆さん快く受け入れてくれました。
育児休業復帰直後は、“仕事ってこんなに大変だったっけ!?”と感覚を戻すまで少しリハビリ期間がありました。でも、仕事の感覚を取り戻してきたら、休ませてもらった分頑張ろうという気持ちになりましたね。
育児休業からは復帰しましたが、今は、テレワークなので、継続的に妻をサポートできていると思います。
テレワークは天国か地獄か?
Y.Y:育児は大変なことも多いので、家にいてサポートできるテレワークは助かりますよね。ただ、我が家はコロナ禍初期のテレワークはほんと修行の日々でした(笑)。
それまでは会社としてはテレワーク制度を導入していたものの、積極的に使ったことがなくて、お義母さんが毎日家に来て子供たちのお世話をしてくれていました。コロナ禍で来てもらうわけにもいかず、保育園にも預けられず、急に妻と二人で未就学の子供を三人、昼間面倒を見ながら仕事をする状況になり、かなり大変な日々でした。
D.S:僕はテレワークで本当に良かったです。もともと月に3回程度テレワークは使っていたものの、両親が近くにいないので、頼れる身内は僕しかいなかった。生まれたばかりの子がいる中で、家に誰か大人がいてサポートできるのは妻にとっても違ったと思います。妻も機嫌がいいし、僕も助かる(笑)。第一子の時には考えられなかったことですね。
Y.Y:ワークライフバランスという観点で言うと、テレワークは本当にいいですよね。
仕事と家庭を両立する時間が持てますもんね。仕事だけで考えると、出社していた時の方が、中断することなく仕事に集中できましたが、テレワークになると、途中で子どもとの時間が入るので、同じ量の仕事時間を確保するにしても、途中で体力を消耗してしまう。そこからまた仕事に戻る気力を取り戻すのに苦労があるので、体力面ではだいぶ負担が大きい。それが今の一番の苦しみです(笑)。
Y.S:そうそう、苦しい(笑)。テレワーク中に子供から「遊んで」と言われても、「ごめんね」と言わないといけないこともあったり、初めての緊急事態宣言で子供も学校にいけない期間が続いたので、その間はずっと仕事が思い通りに進まないストレスはありましたね。
ただ、子供も二人目三人目と増えると育児が楽しくなってきます。今この瞬間しかないんだと思うと、泣き止まなくても愛おしく思えてくる。いつかは泣き止むことがもうわかっているので。
Y.Y:テレワークで子供と一緒にいる時間は本当に取れるようになりましたよね。まだバランスを取り切れないところはありますが、一斉テレワークが始まった当初よりは大分修行を積んだのでレベルアップしてきたかなと思います。
Y.S:ボルテージで成功したいという原動力があるので、コロナ禍の状況の中でも頑張れる。
ボルテージは“ユーザー目線に立った企画力”が強みだと思うし、だからこそ、アプリ以外の新しいことを自分が成し遂げないと、と思っています。
子供との遊ぶ時間が仕事にもつながる
Y.S:ワークライフバランスは大事だし、どちらが欠けていてもうまくいかない。
今後V社長として今のセクションの拡大はもちろんですが、エンタメを仕事としているので、“価値を創造して記憶に残る”仕事をしていきたいというのが今後の展望でゴールですが、家庭では、子供と遊んであげられる時間をもっと取っていきたいですね。
D.S:経理の業務を進める中で、一人一人がスキルアップできる仕組みを1,2年かけて行ってきていたので、筋肉質で個々が強くなっているのを感じています。もっと強い組織になるため、自分自身もスキルアップを進めていければと思っています。
家庭では子供がまだ小さいので、できるだけ一緒の時間を作ってあげたいですね。
Y.Y:家庭に時間が取れる心のゆとりは欲しいですね。うちも子供がまだ小さいので一緒にたくさんの遊び体験をさせてあげたいです。仕事としては、今の担当している事業を安定黒字化させていくことを重視したいです。利益が継続的に出せる事業体質を作れたら、仲間を増やして自分の組織を大きくしていきたいです。みんなで仕事をすると達成した時に喜びあえて楽しいですし、何より仕事を分担できるので一人で抱える量も軽くできますからね。そこを追求していけばきっと心のゆとりと家庭の時間をもっと取れるようになると思います。なので、まずは安定黒字化ですね。
Y.S:僕は父親の背中を見てエンタメ業界に入ったんです。自分の子供も僕がゲームや映画に携わっている姿を見ているので、自分が普段遊んでいるものも仕事になるんだなと将来の選択肢の1つになればいいなと思っています。