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社長コラム【会社改革の仕事術 R2 vol.9】全社テレワーク1ヵ月(社内報2020年5月号より)

テレビ会議、雑談から始めよう

3月26日に全社テレワークを始めてから1ヵ月。皆さん、慣れない部分も多いかと思いますが、今のところ仕事はちゃんと回っていてホッとしています。

思えば、テレワークやテレビ会議を始めたのは3年前。元々は、名古屋、サンフランシスコなど遠隔オフィスとの打合せ、子育て社員の働きやすさUPのためだった。それがこんな形で役に立とうとは。移行もスムースだった。整備してくれた総務と人事に感謝したい。

さて、テレワークが長引き、自宅での一人作業がこれだけ続くと、心配なのは皆の精神面だ。特に一人暮らしの若手。ちょっとした孤立感に陥る人も多いのでは?社会から切り離されたようで、自分の活動は世の中に作用しているのか?ひいては、何のために働いてるんだっけ?みたいな。僕は家族と暮らすが、そういう感覚は少なからずある。

そこで役に立つのが、テレビ会議での「雑談」だ。小さいと侮ることなかれ。近況をたずね互いの状況を理解することは、自粛生活を励まし合い、連帯を感じ、安心を得る。

テレビ会議は津谷・東で多い日は7つ8つ。本来雑談が苦手で、いきなり本論、決めたら終わりというサバサバ会議が好きな僕も、原則、近況伺いから始めている。

今週の幹部15人が集まる連絡会でも聞いてみた。家族持ちにも、それなりの苦労が。例えば、退屈する子を抑えるのに苦心する人。子供は会議中も背景に入ってきて叫びまくるが、スルーすれば問題ない。違う会社で働くが一つのテーブルでテレワークする夫婦。よく考えるとシュール。この機会にと、粗大ごみ整理や模様替えに精を出す人。ウイルスを家に持ち込むなと夫婦喧嘩が勃発(笑)した人もいた。

1人暮らしの人、仕事を離れてのオンラインお喋り会や飲み会など、積極的に楽しんでくれたらありがたい。

ポストコロナの社会はどうなるのか?自粛と解禁のサイクルを繰り返し、一年位かけ収束すると言われるが、その後、人々の生活意識には必ず変化が起きるだろう。我々は、物語コンテンツをしっかり届け貢献するのをベースに、その先を考えていきたい。では皆さん、残りの自粛期間、気を付けて過ごしましょう!