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【R2 vol.4】朝瞑想で見えないものを見る

気付きを得るため、朝瞑想を続けている

経済誌で「瞑想」や「メモの取り方」特集をよく見かける。複雑で変化の激しい現代社会を生き抜くため、「気付き」を得たい人が多いのだろう。僕もいろんな工夫を凝らしてきた。

20代の頃は、毎朝、満員電車に揺られ、ボーとした頭でその日の企画書や会議のアイデアを考えた。留学や支社設立でアメリカに居た時は、運転中にフッとアイデアが浮かぶことが多かった。一旦浮かぶと、脳みそは次々と連想を始める。早くメモを、と慌てて車を路肩に寄せたものだ。

朝瞑想はこんな感じ


この数年は、朝の瞑想を熱心にやっている。効果抜群で、見えなかったものが見えるようになってきた(気がする)。

朝6時、窓からの朝日で目が覚めるとチャンスだ。解決したい問題の要点は頭に入っている。ベッドの上に留まり、目をつむったまま脳内に集中し、考え始める。何が起きているのか、原因は何か・・・。すぐに連想が始まる。気付いたことは、脇机のポストイットに薄目で走り書く。

小1時間で10~20枚のメモが溜まるころ、頭の疲れはピークに達し切り上げる。この瞑想を週2,3回のペースで続けている。

朝瞑想の効果

経営者がなすべきは、状況を正しく把握し行くべき先を示すことだが、簡単じゃない。

オフィスでは、ユーザー動向の報告など会議の連続だ。大変な情報量だが、見込み層2000万人の動きからすればほんの一部。また、これら報告のすべてが的確とは限らない。報告者が見落としている事実、意図的に言わない事もある。こちらの受け取りも不十分だろう。

つまり、数少なく断片的、かつ不正確な情報から、全体像を正確に掴まねばならない。だから、得た情報は鵜呑みにせず、真贋、裏側、関連性を吟味して捉え直す必要がある。

瞑想では、気になった発言をじっくりと咀嚼する。見る角度を変え、裏を読む。複数の情報を照らし合わせ、不足を補完し、矛盾を発見する。

さらに、社内状況を業界や社会の動きと掛け合わせる。自分がコップ内の嵐に巻込まれていながら、外から客観的に眺める感覚だ。社内の出来事の原因が社外に見つかったりする。

色々試して、こうなった

朝の瞑想には、数年の試みの末に至りついた。夜考えたり、歩きながら議論する時期もあったが、朝になった。朝は脳みそにとって黄金タイム。疲れていないから一人ブレストを延々続けられる。朝日を浴び、ポジティブな気持で取り組める。

起き抜けは発想が自由だ。ボーとして物事の枠組みがあいまいだから、脳みそが自由な関連付けを試す。作家にも寝ながらアイデアを得る人が多いと聞いた。

仰向けが良いのは、身体をリラックスさせ頭の中だけに集中できるから。立位や座位だと、姿勢を保つため筋肉に余計な力が入っているものだ。横になると脳力が倍増するのを実感するから試してみると良い。

瞑想の後


瞑想を終え現世に戻ったら、時間をかけてメモを整理する。A4ノートに貼り、島に並べる。同じ内容が数枚あることも多く、堂々巡りに苦笑する。あとは、裏取りにデータを調べたり、ロジックを一本にまとめ紙に落とす。数時間があっという間だ。

発想法は人それぞれだろうが、生き抜くには考え尽くすしかないと信じている。ボーと考えよう!

アーカイブ:会社改革500日